1.会員の状況
令和4年度内における会員の異動は、令和2年度に退会した普通会員の電気興業㈱が再入会し、令和4年度末における会員数は、普通会員18社・協力会員27社・特別会員11社の合計56社である。
2.通常総会及び期中理事1名交代に伴う臨時総会
第54回通常総会及び期中理事1名交代に伴う臨時総会を開催し、いずれも会員全員から書面により同意の意思表示を得たので、一般社団法人及び一般財団に関する法律第58条及び定款第17条第5項の取扱いにより、当該事項の通常総会での決議があったものとみなされた。
(1) |
第52回通常総会に上程する議案の件 |
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① |
開催日時: |
令和4年5月20日(金)13時30分~ |
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② |
場 所: |
場東京都港区赤坂二丁目10番16号赤坂スクエアビル 「一般社団法人日本鉄塔協会会議室」 |
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③ |
議 案 |
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第1号議案 |
令和3年度事業報告の件 |
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第2号議案 |
令和3年度計算書類の承認の件 |
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(報告事項) |
令和4年度事業計画報告の件 |
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(報告事項) |
令和4年度収支予算書報告の件 |
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第3号議案 |
任期満了に伴う協会役員選任の件 |
(2) |
臨時総会・会員全員(普通会員18社・協力会員27社・特別会員11社・
計56社)の書面同意によるみなし決議 |
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① |
開催日時: |
令和4年11月22日(火)15時00分~ |
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② |
場 所: |
東京都港区赤坂二丁目10番16号赤坂スクエアビル 「一般社団法人日本鉄塔協会会議室」 |
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③ |
議 案 |
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第1号議案 |
理事1名期中交代に伴う理事1名選任の件
退 任 理 事:㈱CTK 長谷川富大氏、 新理事候補者: 〃 長谷川伸人氏
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第2号議案 |
令和3年度計算書類の承認の件 |
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(報告事項) |
令和4年度事業計画報告の件 |
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(報告事項) |
令和4年度収支予算書報告の件 |
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第3号議案 |
任期満了に伴う協会役員選任の件 |
以上の議案につき会員全員の書面による同意により、いずれも原案通り承認可決された。
3.理事会
理事会を4回及び臨時理事会を1回開催し、下記事項を審議・決定した。
なお、新型コロナウイルス問題で、いずれもウェブでの会議となった。
(1) |
第54回通常総会に上程する議案の件 |
(2) |
任期満了に伴う協会役員改選の件(定時総会後の臨時理事会) ・会長及び副会長、専務理事再任 |
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(3) |
期中理事1名交代に伴う臨時総会開催の件 |
(4) |
電気興業㈱(普通会員)再入会申請に関する件 |
(5) |
協会運営における当面の課題検討の件 |
(6) |
鉄塔技術管理者講習会及び資格認定試験取り扱い検討の件 |
4.運営委員会
ウェブにより委員会を4回開催し、下記事項を審議・決定した。
(1) |
第54回通常総会に上程する令和3年度決算諸表、および令和4年度事業計画案と予算書案の確認
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(2) |
「第19回鉄塔技術関連懇談会」の開催と課題検討 |
(3) |
鉄塔受注実績の集計および鉄塔工事計画量の調査 |
(4) |
機関紙「鐡塔」第131号編集計画審議と発刊 |
・知見を広げる見学会は新型コロナウイルス問題で今年度も実施を見送った。 |
5.技術委員会
ウェブにより委員会を4回開催し、下記事項を検討した。
(1) |
協会発行の規格、基準類の改訂に関する検討
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・ |
鉄塔関連用語集の見直し(用語数867語)を行い発刊 |
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・ |
機関紙「鐡塔」に掲載の技術記事の概要整理(今回整理第113号~
第131号)を行い過去の技術記事の概要を含め第1号から第131号
までをホームページに掲載した。 |
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・ |
鉄塔に関する諸学会(電気学会、建築学会等)の学術論文名のリストを作成(281件)した。今後キーワード検索を検討 |
(2) |
JEC-127本改正に向けた活動 |
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・ |
JEC-127の本改正に向け、鉄塔協会から「JEC-127本改正作業会」及び「設計実務対応検討会」に参画 |
(3) |
東京及び大阪の鉄塔技術管理者ウェブ講習会の推進 |
6.技術委員会ボルト部会
ウェブにより部会を3回開催し、下記活動を行った。
(1) |
ボルト部会今後の課題検討 |
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・ |
JIS規格と鉄塔用ボルト・ナット規格の整合性検証(JIS規格改訂状況を調査し「鉄塔用ボルト・ナット規格」改訂の必要性を協議した結果、改訂の必要はないと判断した。) |
(2) |
鉄塔用ボルトの実態調査 |
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・ |
2020年、2021年の鉄塔用ボルトの実態調査を行い機関誌(第131号)に鉄塔用ボルトの実態調査結果を掲載した。 |
(3) |
鉄塔用ボルト・ナット工場審査受審 |
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・ |
鉄塔用ボルト・ナット規格に定める製品検査の実施状況及び前回審査時の「改善の機会の要求事項」の改善状況等につき工場審査を受審した。 |
7.鉄塔用ボルト・ナット工場審査委員会
本年度は定期工場審査実施該当年度に当たるため、鉄塔用ボルト・ナット会社6社及び鍍金及び熱処理外注工場に対し、工場審査を実施した。
(1) |
審査概要 |
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① |
令和元年度の是正要求及び再審査の対象となった不具合事例に対する改善策の実施状況につき確認した結果、再発防止策が継続して図られていることを確認した。 |
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② |
昨年度の品質確認時の指摘事項(改善の機会)に対する改善状況を確認した結果、指摘事項に対し社内規格が改訂されており改善されていることを確認した。 |
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③ |
その他のボルト・ナット工場は、昨年度と同様に強度区分別の月別
生産量実績(昨年度工場審査以降の期間)から工場審査委員が任意に抽出し、書類での製品検査の実施状況を調査した結果、品質面で問題がないことを確認した。 |
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④ |
今年度の重点審査項目としてめっき外注先4社、熱処理外注先1社に対し、審査を実施した結果、一部のめっき外注先で亜鉛浴槽温度を測定する熱電対及び浸漬時間を測定するロボットのタイマーの校正が実施されておらず是正要求事項として指摘した。ただし受入検査で品質面は問題ないことが確認されているが、今後外注先の対応状況を確認することとした。 |
(2) |
審査結果の通知と今後の対応 |
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・ |
審査結果を、被審査会社及び各電力会社へ通知を行った。 |
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・ |
令和3年度及び4年度と2年間継続してボルト・ナット定期工場審査を実施しており、各工場とも品質面では問題がないことから、令和5年度定期工場審査は、行わないこととする。 ただし、今回是正要求事項の指摘のあっためっき外注工場及び関与メーカーに対しては令和5年度も定期工場審査を実施し、改善状況を確認することとする。 |
8.資材委員会
書類送付による委員会1回、ウェブによる委員会を1回開催した。
(1) |
委員から提出された鉄塔用鋼材・亜鉛地金等の需給動向に関する情報を報告し、委員間で情報を共有した。 |
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・ |
鉄鉱石・スクラップ・亜鉛等の市況動向等の情報交換 |
(2) |
鋼材購入消費統計(令和4年度実績と令和5年度見通し) |
(3) |
工場見学は立案したが、新型コロナウイルス問題で今年度も実施は繰り延べた。 |
9.鉄塔技術管理者資格制度委員会
協会主要事業の一環として鉄塔技術管理者講習会及び資格認定試験を実施した。
(1) |
鉄塔技術管理者ウェブ講習会 令和4年度の鉄塔技術管理者講習会は、新型コロナウイルス問題もあり、東京及び大阪講習会ともウェブにより開催した。
初めてのウェブ講習会であり、ウェブ接続事前確認、テキスト事前送付、講師との事前確認と、講習会当日の技術委員の協力もあり、特に大きな問題もなく、実施することができた。 |
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(受講者数) |
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・ |
最近の講習会の受講者数は70名前後であるが、東京講習会112名、大阪講習会113名と過去10年間で最多の受講者数 |
(2) |
資格認定試 |
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① |
昨年末の大阪講習会開催にあわせ受験者を募集したところ多数(75
名)の仮受験応募があった。
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② |
資格認定試験は令和4年6月10日(金)に実施したが、新型コロナウイルスの問題から辞退者が増加し、最終の受験者は、67名となった。 |
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③ |
従来は資格試験の問題は、問題集から出題していたが、一昨年の東京講習会から新規に導入した現場施工関係及び大阪講習会テキストからも出題した。
受験者数67名、合格者数47名(合格率70.1%) |
(3) |
問題集改訂版の検討 |
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・ |
「鉄塔技術管理者資格認定試験問題と解説(平成25年改訂)」が発行後10年経過しており、その後のJIS改訂および取り扱い変更、昨年度から講義に追加された現場施工全般に関する問題等を織り込み資格制度委員で見直しを実施している。
令和5年度受験者から、改訂版を配布使用することとしている。 |
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